【レポート】第3回かもめんたる槙尾さんによるエンタメライブ
2019.04.22
Bar Coredo イベントスペース(港区赤坂)で3月8日、音楽ライブ「TRIO CONCERT」が行われました。
出演したのは、加藤早紀さん(フルート)、原田佳代子さん(フルート)、坂井李江さん(ピアノ)の3人。加藤さんは、18年以上も音楽、特にフルートを経験。普段は、地元の岐阜・可児や名古屋を中心に、月に1〜2回ほどライブを行うほか、教室も開くなどして音楽活動を続けています。
この日一緒にステージに立った原田さんとは大学の先輩後輩関係にあたるそう。坂井さんとはライブ活動を続ける中で出会い、東京で活動する際には一緒に演奏をすることもあるといいます。
いよいよライブスタート! まず3人が披露したのは、フランツ・ドップラーの「アメリカの主題による小二重奏曲OP.37」。勢いよく始まったかと思えば、次第にゆったりとのびゆく感じに変わっていき、ラストに向けてだんだんと壮大さを増していきます。フルートとピアノが美しく響き渡り、会場は一気に酔いしれます。
続いて披露したのは、ゲイリー・ショッカーの「後悔と決心」。加藤さんと坂井さんの二人だけで演奏を行いました。滑らかなピアノ演奏から始まり、後半に連れて激しくなっていく構成に。会場の視線を集めます。
続いて、“ソロコーナー”に突入。トップバッターを務めたのは原田さん。自らが作ったというオリジナル曲を披露し、力強い演奏を見せつけます。続いて登場したのは、加藤さん。煌びやかにフルートを演奏し会場を魅了します。最後に演奏したのは、坂井さん。演奏を始めると、聞いたことあるメロディーが……。そう、葉加瀬太郎さんの名曲「情熱大陸」です。親しみを感じるとともに、ポップで明るい曲調は会場全体に元気を与えます。
ライブは後半へ。まずはアンドレ・ギャニオンの「めぐり逢い」から。ピアノとフルートそれぞれが発する音が上手に重なり、空中で美しく交わっていきます。
続けざまに3人は演奏を披露。静寂な曲調が特徴のリベラの「彼方の光」、ゆったりかつ壮大さが伝わるエンニオ・モリコーネの「ニュー・シネマ・パラダイス メドレー」、夜の雰囲気が思い浮かぶヘンリー・マンシーニの「ムーン・リバー」、そして重厚な感じが耳に残るアストル・ピアソラの「CAFE1930」(『タンゴの歴史』より)を演奏。3人が音楽を通して作り出した世界に、会場は終始のめり込んでいる様子でした。
そして最後に3人は、フランツ&カール・ドップラーの「リゴレット・ファンタジー」を披露。力強くも美しい音を奏でていき、来場者の心に訴えました。演奏を終えると3人は一礼し、ステージを後にしました。
アンコールで再びステージに登場した3人。最後の最後に演奏したのは、高橋晴美作詞・作曲の「海よりも空よりも」。静かに音を奏で始めると、またしても会場の視線を釘付けに。ゆったりとメロディーを奏でていき、曲名にあるように、まるで海に浮かんでいるかのような雰囲気を作り出します。緩やかに、伸びやかに、そして美しく。そんな言葉が似合う3人演奏でした。
音が鳴り止むと、大きな拍手に包まれた3人。こうして盛況の中、ライブは幕を閉じていきました。
Bar Coredo イベントスペースでは現在、音楽ライブのほか、お笑いライブなどさまざまなイベントを定期的に開催中。今後も楽しいイベントをお届けします♪
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