ハロウィンコンサート開催! 演奏者は仮装しダンスも披露



ハロウィンコンサート開催! 演奏者は仮装しダンスも披露

Bar Coredo イベントスペース(港区赤坂)で10月23日、音楽ライブ「QUARTIER LATIN HALLOWEEN TASTE」が開催されました。

出演したのは、AsukAさん(ピアノ)、平本小都実さん(バイオリン)、長谷川晶子さん(チェロ)、平川祐也さん(ダンサー)、オマール・リオス(ケーナナ)の5人です。

AsukAさんは普段、レストランやラウンジなど都内を中心に演奏を行っているアーティスト。ピアノ以外にアコーディオンでも演奏し、シンガーとしても活動。自身で楽曲制作なども行っています。年に2回、5月と8月前後に主催コンサートを開催し、クラシックをベースにさまざまなジャンルの音楽を披露しています。

バイオリンの平本さんとは高校の同級生だそうで、長谷川さん、平川さん、オマールさんとは音楽仲間。そんな5人が集まった今回のライブ、どんな風に盛り上がりを見せたのでしょうか。

Bar Coredo イベントスペースで毎年ハロウィンライブを行っているAsukAさん
Bar Coredo イベントスペースで毎年ハロウィンライブを行っているAsukAさん

「ハロウィン」をテーマに全13曲を演奏!

10月の終わりの開催ということもあって、「ハロウィン」がテーマとなった今回のライブ。「暗めのクラシック」や「ダークな雰囲気のポップス」を集め、ライブ用にアレンジした曲を演奏。ところどころには“遊び要素”も含まれていました。

会場には約10名のお客さんが来場。アルコール片手に、ダークな雰囲気漂う素晴らしい音楽に最後まで酔いしれていました。

そんななかでAsukAさんたちは13曲を披露。プログラムを前後半に分け、前半に6曲、後半に7曲を演奏しました。途中、オマールさんによる海外のダンスを取り入れたりと、飽きさせない演出に会場は終始盛り上がりを見せていました。

(左から)平本小都実さん(バイオリン)、長谷川晶子さん(チェロ)、AsukAさん
(左から)平本小都実さん(バイオリン)、長谷川晶子さん(チェロ)、AsukAさん

バイオリン、チェロ、ピアノの3楽器で大人な雰囲気を演出

ライブ開始時刻になると、ステージには、「赤ずきん」に扮した平本さん、「ピエロ」に扮した長谷川さん、そして「メデューサ」に扮したAsukAさんの3人が登場。AsukAさんのピアノソロからライブがスタート。

しっとりと静かに奏でられた楽曲は、ティム・バートン監督の映画『コープスブライド』から、ダニー・エルフマン作曲のピアノ曲。AsukAさんは会場の視線を集めます。弾き終えるとまずは挨拶。「今日はハロウィンライブということで、私たちはハロウィンメイクをして気合いを入れてきました」とAsukAさん。

その言葉の通り、気合いを入れながら次に披露したのは、クラシック曲の「仮面舞踏会」。平本さん、長谷川さんも演奏に加わり音に厚みが増していきます。3人はばっちりと息を合わせ、ダークで美しいメロディーを奏でます。ゆっくりなテンポに、お客さんはまるで吸い寄せられたかのように聞き入っていました。

チェロを演奏する長谷川晶子さん
チェロを演奏する長谷川晶子さん

さらにもう1曲を演奏した3人。するとAsukAさんは、ステージにオマールさんを呼び込みます。何度呼んでも現れない、といったハプニングもありましたが、オマールさんはメキシコのお祭りで着用されるという伝統の衣装で登場。ステージに4人が揃うと、続いて「リメンバー・ミー」を演奏しました。

この曲でオマールさんは、「ケーナナ」というあまり見慣れない、南米の伝統楽器である縦笛を披露。ケーナナから発せられるどこか切ない音に、会場はよりしんみりムードに包まれました。大人な雰囲気満載の4人による演奏が終わると、会場からは大きな拍手が巻き起こります。

ここで再びAsukAさん、平本さん、長谷川さんの3人体制へ。前半ラストは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』から「彼こそは海賊」を披露し、会場を盛り上げました。

バイオリンを演奏する平本小都実さん
バイオリンを演奏する平本小都実さん

一匹の犬の生涯をテーマにした自主制作楽曲を披露

後半は、オマールさんによるダンスから始まりました。披露したのは、古代アステカ文明の踊り。どこか儀式っぽさを感じさせるダンスに、会場は終始魅了されていました。

実はオマールさん、ライブ直前に腰にケガを負ってしまったそうで、この日の参加も危ぶまれていました。しかし、なんとか間に合い、それを知っていたAsukAさんはオマールさんのダンスを見て「完璧に踊れていましたね」と褒め称えていました。

古代アステカ文明の踊りを披露するオマールさん
古代アステカ文明の踊りを披露するオマールさん

続いて、AsukAさん、平本さん、長谷川さんの3人は、「一匹の犬の生涯」をテーマにした楽曲を、7つのエピソードに分けて演奏。曲のテイストはエピソードごとにまったく異なっていました。AsukAさんがこの日のためにつくった曲と物語なんだそうですが、「割とさくさくっとできました」と制作秘話を明かしていました。

語りも入れた楽曲では、犬が誕生してまだ間もないというシーンから、兄弟犬が新しい飼い主のところに行ってしまうシーン、自分が新しい飼い主の元へ向かうシーンなど、さまざまな情景が描かれていました。奏でられたメロディーにはその犬の感情が十分に表現され、ときに嬉しくハッピーな様子や、反対に悲しげにしている様子などが描かれていました。

会場のお客さんは、その犬がまるで実在しているかのように想像しながら、音楽とその雰囲気をお酒と共に楽しんでいました。

この日のためにつくったとい「犬の生涯」をテーマにした楽曲を披露したAsukAさん
この日のためにつくったとい「犬の生涯」をテーマにした楽曲を披露したAsukAさん

2時間のライブはあっという間。最後は、ダンサーの平川さんも加わって、全員でダンス。この日のために振り付けなどを覚えたそうで、なんとリハーサルも行ったとか! ダンスを目の当たりにし会場はハッピームード全開。盛況のままハロウィンライブは幕を閉じました。

最後にダンスを披露した5人
最後にダンスを披露した5人

Bar Coredo イベントスペースでは現在、音楽ライブのほか、お笑いライブなどさまざまなイベントを定期的に開催中。今後も楽しいイベントをお届けします。

<関連リンク>
AsukA オフィシャルブログ